開催概要

第10回情報・技術交流会
「第5回JESICE」

日本安全性薬理研究会は、安全性薬理試験のコアバッテリー試験のひとつである中枢神経系の評価における技術レベルおよび評価レベルの向上を目的として、これまでに情報・技術交流会「中枢神経系の評価」(Japan Activity for Encouragement, Succession and Improvement of CNS Evaluation, JESICE)を4回にわたり開催して参りました。今回、東北工業大学 大学院工学研究科の鈴木郁郎教授のご協力を得て、2023年7月にin vitroでの痙攣予測をテーマとして第10回情報・技術交流会「第5回JESICE」を開催する運びとなりました。

目的

微小電極アレイ(micro-electrode array: MEA)システムを用いたラットprimary神経細胞の自発発火に基づく痙攣評価手法の技術習得

会期

2023年7月14日(金)午後(13時集合を予定)・7月15日(土)夕刻(16時終了を予定)

会場 両日とも東北工業大学 八木山キャンパス(仙台)
〒982-8577
仙台市太白区八木山香澄町35-1
会費

10,000円程度を予定。
宿泊費,交通費は各自にてご負担ください。
7月15日の昼食は研究会にて準備します。

対象者 日本安全性薬理研究会会員
非会員の方は入会していただくことで参加可能です、こちらよりお問い合わせください。
原則、各社1名としますが、2名以上の参加を希望する場合はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。にお問い合わせください。
参加申込
期限内に定員に達したため参加募集を締切らせていただきます(2023年4月25日)

会員の方はログインください(非会員の方は先に会員登録をお願いします)。
その後、参加フォームより申込ください。
期限:2023年3月15日(水)~4月28日(金)
募集人数:20名(期限内に募集人数に達した場合は早期に締め切らせていただきます)
内容(予定)

4班程度に分かれていただき,神経細胞の培養,MEAシステムによる神経発火の測定及びその解析,実験の注意点や解析方法についての講義を実施いたします。
培養に関しては,妊娠ラットから胎児を摘出し,摘出したラット胎児から脳組織を取り出し,神経細胞を分離します。MEAプローブのコーティングを行ったのちに分離した神経細胞を電極に播種して培養します。
測定およびデータ解析に関しては,MEAシステムの測定条件の設定を行ったのち,別途用意した神経細胞が培養されたプローブに痙攣誘発薬剤を添加し,薬剤添加後の自発発火を測定し,自発発火の同期バーストからパラメータを算出します。算出されたパラメータから多変量解析を行い,痙攣誘発陰性薬剤と痙攣誘発陽性薬剤の分離を行います。
これら実験における注意点や解析方法についての講義を行い,MEAシステムを用いた神経細胞採取,播種および自発発火の測定から痙攣評価のための同期バースト解析、痙攣誘発陰性薬剤と痙攣誘発陽性薬剤の分離までの一連の流れを講義と実践を交えながら技術を習得していただきます。

1日目: 初めに実施の内容の講義を行った後,2班ずつ(実験実技と解析実技)に分かれて,どちらかの実技を実施していただきます。
2日目: 午前中に1日目と別の実技を実施していただき,午後から解析結果のまとめおよび各班の発表を行っていただきます。

担当者 白川 誉史(アステラス製薬)
藤原 淳(イナリサーチ)
お問合せ先
ご不明な点ありましたら以下にお問い合せください。
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